次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

ESP(超能力)ゲーム

それは中学生時代だったと思います。
当時、大手の出版社から中学生や高校生向けの月刊誌が発行されていました。その中で超能力があるか無いかをゲームのような方法でチェックするというコンテンツがありました。
そのようなものが掲載されていたということは、その当時世間で流行していたのかもしれません。

ある日の夜、私はそれを試してみたくて、姉に『出題者』をやって欲しいと頼みました。
5種類くらいあったと思いますが、憶えているのは2種類のみです。
ひとつはコインの表裏を当てる、というものでした。出題者にコインを放り上げてもらい、落ちたときに表裏どちらになっているかを言い当てる、というものでした。私は20回のうち15回程度でした。あまり正解率は良くない?でしょうか。
もうひとつは、マッチ箱の中のマッチ棒の本数を言い当てる、というものでした。それについては20回のうち18回当たりました。

このマッチ棒の本数当てですが、その時不思議な体験をしました。
部屋の電気を消して、姉がマッチ箱の中に何本かのマッチ棒を入れて、真上から懐中電灯で箱を照らしました。箱の隙間から中が見えないように、箱は逆さまに置いてあります。そして私はその箱を凝視、集中、それから姉が懐中電灯を消すと…。マッチ箱が残像のようにうっすら白く見えました。そしてそれが消えると、暗闇の中にマッチ棒が白い線となって浮かび上がるのです。私はその本数を数えるだけでした。
この現象はその夜=一晩限りで、以後は全くありません。