次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

クンダリーニの上昇と深淵(序)

この体験をどのように書いたらいいのか、ずっと悩んでいました。長くなってしまいそうですし、語彙の貧しい私が適切な言葉で説明できるかの心配もあります。それでも、これを書かないことには、私の霊的部分についての核芯が伝えられないままになってしまいます。そうなると、ただでさえ理解されないのに、よりいっそう理解されないだけでなく、要らぬ誤解を生んでしまうのではないかと思うのです。
正直、見切り発車ですが、とにかく書いてみることにします。

この体験は大体20歳代前半…半ば頃のことになるかと。時期をメモに残し忘れたかメモを紛失したか…です。たぶん前者。(時間が出来たらホロスコープで検討してみようとは思っていますが)
というのも、比較的長期にわたったことと、その後の実験?に繋がるあれこれを考えていたことが影響したのだと思います。気づきを含めていろいろなことを考えているうちに、体験回数が増え内容が膨大になって?メモにする気が失せてしまったのだと思います。時期を記憶に留めたつもりが、大切な内容の記憶を失わないようにするために、日時の記憶が疎かになったというのが実際だと思います。(言い訳ですが)

さて、それはそれとして。
この時期、私の金縛りはどんどんエスカレートして行きました。以前、記事にまとめたことがありますが、最初はただ金縛りだけだったのが、次第に金縛りに伴って上昇する感覚に襲われるようになったのでした。頻度も増え、初めの頃は数か月に1回くらい、年間でも数えるほどだったのが、月に数回、毎月のようにと変化して行きました。連日のこともありました。
体験数としてはピークと言える時期でした。それだけでなく、私にとっては最重要と思われる意味を持つ内容の出来事も起こりました。


では、当時の体験の様子を書き始めることにします。
夜、肉体が横になっている状態の時、瞬間的に胸から喉にかけて締め付けられるような金縛りと共に、真っ暗になって何も見えない状態。そんな日々に続いて、次はその状態で体の周囲に白っぽい線(繊維のような…または飛行機雲のような)が何本も立ち上っているのが見えて、それに沿って急上昇して行く日々に替わりました。私としては苦痛と恐怖で抗うのです。必死にその場(肉体部分)に留まろう=繋ぎ留めようともがくのでした。
頻度としてはそれほど多くなかったのですが、やがてその段階にまた変化が訪れました。

日が経つにつれて、金縛り中に見えるその白っぽいたくさんの紐(1本が拳で握れるくらいの太さ?)が胸の下部またはお腹の上部から上方に伸びているのがわかりました。それは遥か上方の一点(光の穴がある?)へ伸びていました。繋がっている…のかな、と思いました。
とにかく、そこに向かって猛スピードで上昇します。耐えるのが辛い=死んだ方がマシと思えるほどの激烈な苦痛と恐ろしいほどのスピード。心臓をえぐり取られ、持ち去られる(連れ去られる)のか?と思いました。ただただ恐怖で、『行かせまい』という意思で余計に力が入ってしまいます。

そんな過酷な日々は10日以上、…毎日または1日おきぐらいに続いていました。一晩で2回ということもありました。毎度闘いに勝って?金縛りから解放されるといつも、身体が火照っていて、びっしょりと汗をかいていました。疲労困憊でした。熱いのはともかく、そんなわけで寝不足にもなりました。
私はこの闘いがいつまで続くのかと暗澹たる気持ちになりました。どうしたらこの拷問のような状況から逃れられるのか?真剣に考え始めたのでした。

・・・つづく・・・


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