次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

御嶽山のこと…だったのか?

私は朝が苦手です。なので基本、寝坊することが多いです。(最近はそうでもありませんが・笑)
その日も起床時刻は8時半を過ぎていたと思います。

2014年9月27日の朝、目が覚める直前に不思議な夢を見ました。とても短い夢でした。
電話の鳴る音が聞こえていました。私は机の上の電話の傍に立っていました。
それは私の家にある見慣れた白い電話。そして電話が置かれている机も、いつもの私の作業(勉強)机。
※天板の左奥に脚付きの小さな板(円形の板を4分の1に切った形状)が付いていて、その上に電話がある。この夢も全く同じ配置。

周囲は明るいので日中という感じでしたが、なぜか電話と電話が置かれている板(というか台部分)しかはっきり見えませんでした。残りは全てぼやけていました。壁も何もかも。
私は受話器を取りました。そして耳に当てて「もしもし?」。
するといきなり、ちょっと切迫した女性の声が聞こえてきました。「ヘリコプターが降りる場所はありますか?」

私はちょっと考えて答えました。「…あることは…あるけど。。。」
※現実に以前、私の家のすぐ裏にある市民グラウンドに緊急でドクターヘリが着陸したことがあるので、夢の中ではそのことを思い出して話してました。

そこで突然目が覚めました。ハッキリ見えていたのは一部分なのに、妙にリアルな夢だと思いました。
ヘリコプターが降りる場所って、何なの? …にしても、どうして私にそんなことを聞くの?
何か事故でもあるのかしら…? 
※数年前だったか実際に隣市で起きたヘリコプターの墜落事故を、当日朝に予知夢として見ていたことがあるので、そう思ったのでした。

私は予知夢を見ることが…まま、ありますので、あまり深く考えません。気にしていたら身が持たないというか。
そんなわけで、その日もお昼近くになりました。いつものようにテレビをつけて昼食の準備をしていました。
そして、飛び込んできたニュースが…御嶽山の水蒸気爆発。登山者が多数巻き込まれたらしい、というものでした。
(その後の救助活動でヘリを飛ばすということになって、着陸できるかどうかの話になりました。=報道で)
※後日思ったのですが、夢を見たのは噴火当日で、その日は未だヘリコプターの話は出ていなかったけど、このことだったのかしら?と。

噴火当日の午後2時頃だったでしょうか、私の実姉からメールが来ました。普段あまり交流が無いので、何かしら?とメールを開くと、内容は…。
息子が御嶽へ行っていた、と。山からメールが来て、噴火に巻き込まれた、と。死んだらごめんなさい、と書かれていた、と。
…びっくりしました。同時に、どう返信したものかと悩みました。それでも無視出来るはずもありません。
私はとりあえず「無事を祈ってる、また連絡ください」とだけ返信しました。朝に見た夢のことは言えませんでした。
夜になってもメールは来ません。心配でしたが私からはとても聞けません。待つしかありませんでした。
翌日の午後、依然として何の連絡も無いのでどうしようかと迷った挙句、短いメールを送りました。何かわかったか?と。
そして数時間後に返信がありました。ありがたいことに無事で、怪我も無い、と。すぐに山小屋に逃げ込めて助かった、と。彼の仲間も全員、怪我無く無事に下山できた、と。
…良かった。

その後、御嶽山ではヘリコプターによる救助活動が始まりました。
それにしても、あの夢。御嶽と関係があったのでしょうか。よくわかりませんが。

 

御嶽山噴火で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
怪我をされた方々にはお見舞い申し上げます。
そして、未だ行方不明の方々が一日も早く見つかりますように。

※2014年9月27日11時52分、長野・岐阜県境の御嶽山「水蒸気爆発」