次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

編隊飛行する未確認飛行物体

社会人になって2~3年経った頃でしょうか。
私は遅番勤務を終え帰宅途中でした。最寄りのバス停でバスを降り、幹線沿いに夜道を歩きます。
時刻はバスの時間から考えると、午後9時半を過ぎていたと思います。

小さな田舎町なので、街の中央といっても商店はまばらです。夜も遅いので店は閉まっています。商店以外は一般の家屋です。一歩横道に入れば田畑も多く、住宅地と言えども閑散としていました。
幹線沿いはそれなりに街灯がありますのでそこそこ明るいのですが、横道に入り、住宅が立て込んでいない所では100メートルぐらいに1つといった具合に、街灯の数はグッと減ります。

幹線道路を200メートルぐらい進み、街灯がある信号交差点を左折、狭い道に入ってすぐの短い下り坂を進みます。ふと目を上げたげた時、正面奥の山の小峰(標高はたぶん300~400メートルぐらいでしょうか)付近…山際から少し上空にオレンジ色の明るい丸い光が5個ぐらい、暗い夜空にひらがなの「く」の字型に並んで右から左に移動する様子が目に飛び込んできました。大きさは…例えば空高い位置での満月くらいかな、…まぁけっこう大きかったです。
そして『あっ!』と思った瞬間、それらの光は編隊を組んだままジグザグに進んで消えました。鋭角的にカクカクと短い距離で瞬時に方向を変えるなど、既存の飛行機等ではありえません。UFOだと思いました。

私は次の瞬間、自宅に向かって走り出しました。家までは100メートルくらいです。
全力疾走して玄関に飛び込みました。息を切らしながら「今、…UFO、飛んでたっ!!!」
その時の家族の反応は、笑いながら「そうかね」、で終わりました。

後日、母もUFOらしきものを見たことがある、と教えてくれました。なんでも町内のちょっと郊外というか、更に田舎というか、そちらに向かう川の土手を自転車で走っていた時に見たそうです。数年前の昼間のことで、その時はUFOはいくぶん細長い形でグレーっぽい色だったそうです。すぐに消えてしまったとか。

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