次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

名前を呼ばれた!

母屋の部屋に移ってからなので、たぶん社会人になって5~6年後のことだと思います。
仕事から帰宅したのは午後6時半過ぎでした。7時近くだったように思います。母が台所で夕食(食卓)の準備をしていました。自室で着替えを済ませ、台所に向かうつもりで電気を消しました。でもなんだか疲れがどっと出ていて、とても眠かったのでした。

『ちょっとだけ横になろう』、そう思い、子供の頃に使っていた造りつけの2段ベッド(下段)にはいり、畳の上にそのまま仰向けに寝転びました。目を閉じていたら母の呼ぶ声がしました。ご飯が出来た、と。私は、もうちょっとしたら行く、と返事をしました。
その時は、ちょっとウトウトしかけていたのでした。でも眠るでもなく、なんとなくボンヤリしていいました。起き上がって行かなければと思ったものの、眠いなぁ疲れたなぁとグズグズしている状態でした。

と、突然、私の左の耳元で大きな声がしたのです。「〇〇ちゃん!」。(〇〇は 私の下の名前=苗字ではない)
びっくりして目を開けました。眠気が吹っ飛びました。身体を起こして見まわしますが、当然、誰もいません。誰だろう…? 私は呼ばれた時のことを思い起こしていました。

私の名前を呼んだ声の主は男性のようでした。とてもハッキリ歯切れ良く、私に呼びかけた感じです。でも、全く心当たりが無い=知らない人の声でした。年齢的には…20代後半から30代という感じでした。私と同年代かもう少し上?
ちなみに、私の家族には父親以外に男性はいません。聞こえた声は父親よりもずっと若い声でした。声の質も違いました。また、その日は訪問者もありませんでした。では…いったい誰の声なのでしょうか?
夢を見ていたのだとしても、その声はリアル過ぎました。映像は何も見ていません。ただ暗い中での呼び声でした。