次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

UFOとの接近遭遇・・・?

これは、UFOを初めて見たときから数年後。母屋の部屋に移ってからのことです。
ある夜のこと。自室で眠りに就いた私は真夜中にふと目を覚ましました。私は部屋の常夜灯を消して真っ暗な中で眠るのが常でしたので、何も見えません。辺りは静かでした。

と、次の瞬間、金縛りがやって来ました。全身が硬直して動かず息苦しい状態の中、ひたすら耐えていました。しばらくすると、仰向けの私の目に、オレンジ色の光が西側の窓カーテンとそのカーテンレールの隙間から差し込んで来るのが見えました。その光はゆっくり移動し、やがて南側の建て増し部分とを仕切る『下がり壁』に当たり、私が寝ている部屋の天井に影を作りました。影は光の移動に従って、大きさを変えて行きます。

『えっ、何?』そう思いました。というのも、私の家の外(周囲)にはオレンジ色をした街灯はありませんし、もし誰かが電燈で照らしているにしても、影の位置も動きもおかしいからです。見えている=そんなふうには…絶対になり得ない。

金縛りで苦しい状態にもかかわらず、根っからの私の好奇心が頭をもたげてきました。『何なのか確かめてみたい』という思いが強くなった時、金縛りが解けました。私は布団を出て、ゆっくり窓の傍まで歩を進めました。強い光は…相変わらず差し込んでいます。
手を伸ばしてカーテンの端をつまみました。引っ張れば…カーテンは開きます。でも、それが出来ませんでした。腕が動かないのではなく…正直言えば…怖かったのです。見てはいけないものかもしれない、見たら…どうなってしまうかわからないから、と。

しばらく躊躇っていました。どうしても勇気が出ず、私は諦めてしまいました。
カーテン上部の隙間から漏れる光がスーッと弱くなり暗くなって行きました。私は布団に戻って天井を見上げました。差し込んだ光で生じた影は薄くなっていて、…やがて消えました。
『勇気を出してカーテンを開けばよかったのに』…私は少しの後悔の後、また眠りに就きました。

翌朝、私は昨晩の出来事を母に話してみました。あれは何だったのかな…と。
すると母はひと言、「UFOが来たことにしておけば?」。
そう、UFOが来たのかもしれません。来たとして、理由は…わかりませんが。

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