次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

カプセルの中に入っているような感覚

社会人時代。20歳代前半だったように思います。
会社での昼休み。外に出て買い物をして戻って来る時におかしな感覚になりました。
外は良い天気で街の風景もいつもと変わりませんでした。雑踏や車の音もいつもと全く変わりません。周囲の見え方も特段変わった様子はありませんでした。でも、何かが違う。そう思ったのでした。

『何だろう…この感じは…』と、意識を向けて感覚を点検してみました。すると気づいたのが、自分が透明なカプセル(ちょうど自分の身体がすっぽり入るくらいの大きさ)の中に居て、そこから周りを見ているような感じでした。歩いて風を感じても、それは実際に風を感じているのだけれど、それでも自分が隔絶された空間に居るような感覚です。

それからずっと、私にはここの世界によそよそしさを感じています。
ただ、現在までに少し変化したのは、カプセルを感じなくなり、周囲の感触も薄い(濃い感じがしない)。相変わらず、よそよそしい世界には変わりがないのですけど。自分自身の身体もなんとなく…自分なのかよくわからない。。。
※この『よそよそしさ』については、いずれまた詳しく記事にするつもりです。