次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

インドのヨギは生涯交わらない

・・・という話があります。表題のこれは「インドのヨギは生涯にわたって性行為(S●X)をしない」という意味だそうです。
他方、インドには逆の考えもあるようです。強い霊的な力を得るには特別な?性行為をすることだ、と。
これらがインドの話なのかどうか、私には実際のところはわかりませんが、少なくとも霊的力を得る方法として、霊的能力者になる方法として言われているようです。

で。
私がこの話を知ったのは、15年余り前のことです。それまでは、こうしたことの資料や本を読むことがありませんでしたし、そこまで深い興味も持っていなかったからです。まぁ、田舎の図書館にはありませんし、インターネットも現在ほど発達していなかったと思います。
それよりずっと前のある時期ですが、私の中では後者のような方法…そういうことがあれば、その時点で持っていたサイキック能力が強くなるかもしれない、などと(知識が皆無だったにもかかわらず)漠然と思っていた時期(ごく短期間です)がありました。勿論、成人して久しい時期ですから考えることもありましたし、当時は能力強化にちょっと憧れもあったと思います。それでも先に進むことはありませんでした。もともと私には性的欲求が無いことに加え、むしろそういうこと(S●X)はしたくない、というよりそれ自体が嫌?だったのです。だからたとえ能力が強化されるとしても、それはダメだ、と。

今思えば、それ(思い止まったこと)は自然な流れだった(そうなるべくしてそうなった)ようです。後になって、2人の研究家のブログや本で知識を得ることとなりました。それはそれぞれ以下のような内容でした。

・どんなに強力なエクスタシーを感じるS●Xであったとしても、その程度ではエネルギーの中の精妙な部分=サイキック能力開花に関する霊的なエネルギーを受け取ることは出来ない。たとえ出来ても、それは一時のもので終わってしまう。

・S●Xをすると、特に男性はサイキックにつながる精妙な霊的エネルギーを浪費してしまうことになる。ちなみにサイキックエネルギーは性エネルギーと根源が同じ。それらも、クンダリーニエネルギーも、エーテル体の生命エネルギーに属する。(例えば男女が子供を作るとき、赤子は両親から半分ずつエーテル体を受け継ぐ)
さらに。S●Xは、男性も女性も自身のアストラル体に互いの刻印を残すことになる。つまり互いに相手のアストラル体が入って混じるということ。(己の霊的純化が失われる)
強いサイキック能力を得て使うためには、己を純化し、エネルギーを浪費しないようにする必要がある。だからインドのヨギは自身を結晶化させるために、生涯にわたりけっして他者と(性的に)交わることはしない。孤独を保つ。

※この記事で言うサイキック能力は霊的能力でもあるのだけれど、いわゆるチャネリングや霊視の能力とは性質が異なり、自我意識が肉体から離れて自由になり次元時空を往来するような能力のこと。

私としては正直なところ、そうなのだろうと思っていますが、勿論…断言は出来ません。
ただ、次元境界域の『節』のようなところを越えるには、実際エーテル体の大きなエネルギーが必要だと気づいた(=と私自身は思っている)ので、…というか、そういう理解です。