次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

部屋の蛍光灯(天井灯)が点かない!

中学生の時…あるいは高校生になっていたかもしれません。
ある夜のこと。姉と二人で部屋で宿題をしていました。母の夕飯が出来たという呼びかけに応えて私たちは台所へ向かいました。姉が先に部屋を出て、私が電気を消しました。
食卓に家族が揃いました。私は椅子に座る直前、何かの忘れ物に気づいて、それを取りに部屋に戻りました。

部屋の入り口を入ってすぐの壁に天井灯のスイッチがあるのですが、それを押しても灯りが点きません。再度やり直すのですが、やはり点かないのです。私は「停電?」と大きな声を出しました。すると台所から「そんなことないよ」と。
そう言われても、やはりスイッチの反応音はしても、いっこうに点く気配が無いのです。蛍光灯ですから、小さなグローランプが点いてチカチカとなって蛍光管が明るくなる…はずなのですが、そのグローランプの反応すらありません。部屋は真っ暗なまま。

私があまりに「点かない!」を連発するので母がやって来ました。母がスイッチに指をかけて押しました。すると…点きました。母は「点くじゃないの」と去って行きます。私は「えーっ?」です。
それでも私が何度もやっていて点かなかったのでおかしいと思い、一旦消して、それからスイッチを押してみました。…点きません。。。

「もう1回やったけど、やっぱり点かないよぉ!」と私。今度は母と姉がやって来ました。姉が来たのは早く晩ご飯にしたいという気持ちがあったのでしょう。姉が壁のスイッチを押します。で、蛍光灯は…点灯しました。「ほら、点くでしょ」と言って、姉は台所へ戻って行きました。
母も「点いたでしょ」と言いましたが、私は食い下がり「だって、私が何度もやったけど点かなかったんだから…。やってみる…」
私は母の目の前でスイッチを試します。すると…点きませんでした。再度試します。やはり、点きません。母と場所を入れ替わって母が試します。すると、点きました。
今度は私が母の横から手を伸ばしスイッチ・オフ。そしてオン。点きません。「(私)でしょ。?」
母がもう一度試します。点きました。母は私のほうを見て「おかしいわね…」。
また場所を入れ替わり、私がもう一度スイッチ・オン。やはり蛍光灯は点きませんでした。

理由が全くわからないまま、(このままではご飯が食べられないので)とりあえず母に点灯してもらい、私は忘れ物を手に私たちは部屋を後にしました。電灯は点けっぱなしにしました。また点かないと困るから、と。何度も呼んだら…悪い(迷惑だ)し。
その夜、寝る時間になって迷いました。電灯を消しても大丈夫かな?と。まぁ姉もいることだし、いいっか!ということで消して寝ました。
翌朝、念のため確かめてみたら…何事も無くというか、一発で点灯しました。前夜のあれは…いったい何だったのでしょうか。。。