次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

スペースシャトル事故(1986)の予知

前記事の補足として、私がどのように「それ」を知ったのか、というより予知に至ったのか?ということについて書いておこうと思います。

当該スペースシャトル「チャレンジャー」には、私は殊の外『思い入れ』みたいなものがありました。
というのも、宇宙飛行士として日系人が初めて乗るからでした。オニヅカ氏です。
ただ、乗り組むシャトルや打ち上げ予定日等はずいぶん前に発表されるので、実現までには相当な期間があります。そんなこともあって、私としては常には気にしていない…というか、(ほぼ直前まで)忘れている状態でした。

あるシャトルの打ち上げ日。それは事故になったシャトルのひとつ前のシャトルの打ち上げ日でした。
たしか、打ち上げの秒読みが途中で中断しました。コンピュータか何かの不具合のようでした。
その時、強い胸騒ぎを覚えました。そして『打ち上げてはダメ』という思いに捕らわれました。「なんで打ち上げてはいけないの?」と何度も自問しました。胸騒ぎで心臓がドキドキする中、口をついて出てきた言葉は「打ち上げたら、大気圏内で爆発する…」そこまで言ってハッと我に返り口を噤みました。自分で言ったことが怖かったのです。恐怖で震えていました。

『そんなこと…あるはずない』と思ってみるも、再び『打ち上げてはダメ。大気圏内で爆発したら…(影響が…)』となってしまいます。(影響が何のことかは、その時はわかりませんでした)
そして『NASAに電話したい』という思いも湧きあがって来ました。『言わなきゃ。でも言ったとしても誰も信じないだろうな。何の根拠もないから。それに、そもそも電話番号も知らない。でも知らせたい、だから調べたい』、その葛藤です。
しばらくして、こうも思いました。『そんなこと言ったら疑われるかもしれない。テロリストに間違われるかもしれない。だから言わない方がいい』。

そうこうしているうちに、スペースシャトルは…打ち上げられ、何の問題も無く軌道に乗ったのでした。私は安堵したのですが、それでもまだ恐怖が心に残っていました。とにもかくにもその回は、無事に打ちあがり、それから帰還したので、間違いで良かったと思ったのでした。

それから数か月後、ふとニュースを耳にしました。次回打ち上げの「チャレンジャー」がオニヅカ氏が乗るシャトル、とのことでした。そして、たくさんの候補者の中から選ばれた小学校の先生(女性)が一緒に乗り組むことも報道されました。それを聞いた途端、私「ダメ、彼女(教師)を乗せたら…影響が大きすぎる!」と口走っていました。酷く胸騒ぎがしました。この時、漠然とですが、彼女が亡くなることがわかったのです。打ち上げによって。つまり、チャレンジャーの打ち上げが…失敗する、ということです。宇宙飛行士も助からない。。。
「影響が大きすぎる」というのは、打ち上げをたくさんの子供たちが見るからです。特に彼女の学校の生徒達は現地で見るに違いありません。だから、彼らの心に与える衝撃はとてつもなく大きいはずです。
けれど私には…それを知ったとしても、それが正しい(その通りになる)にしても、どうすることも出来ません。そんなこと、彼女が命を落とすなどと…言えるはずもありません。誰も信じないし、だいたい…不謹慎です。特定の人々の死について語るなど。しかも確固たる根拠もないのに。

そして、月日が経ち、打ち上げの前日の夜。私は体調不良の中に居ました。頭…首から上の内圧が高くなっているような感じがしていました。感覚的にはもうパンパンに膨れ上がって破裂しそうでした。鏡を見ても何の変化もないのですが、両耳から体内物が飛び出して来そうな感覚で頭痛もしてきました。鼻の奥も腫れている感じがしたのでティッシュを突っ込んでみました。するとティッシュには、じっとり血が染み混んでいました。『死ぬかもしれない…、明日まで生きてないかも…』そう思いました。親には何も言えませんでした。ただ「ちょっと具合が悪いから、早いけどもう寝るね」とだけ言ってっ布団に入りました。不安の中、いつの間にか眠ってしまいました。

目が覚めて聞こえてきたニュースは…。
アメリカのスペースシャトル「チャレンジャー」が大気圏内で爆発し、小学校教師を含む飛行士全員が絶望とみられる」というものでした。
私は血の気が引きました。震えていました。『あぁ、やっぱり駄目だったんだ』
そう思った私は、頭が破裂しそうな感覚がすっかり無くなっているのに気づきました。もしかして…これ(こ個の事故)が原因だったのだろうか?と思ったのでした。起こることの予兆だったのだ、と。

エーテル体による肉体への影響については、またの機会に書くつもりです。

////////////////////
関連記事:心を病みかけた事故予知の衝撃(2022/12/03 )