次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

兵庫県南部地震とノースリッジ地震

兵庫県南部地震は、いわゆる阪神淡路大地震のことです。そしてノースリッジ地震は、アメリカ・カリフォルニア州のノースリッジを中心とした地域での地震です。双方とも巨大地震で甚大な被害が出ました。阪神淡路大震災は1995年1月17日、そしてノースリッジ地震は現地時間1994年の1月17日に起きました。時差の違いはあれど、日付としては1年違いの同日ですね。

1995年の1月14日頃のことです。私はとある倉庫でパート社員として働いていました。そこでの同僚に兵庫県出身の女性がいました。
その日の朝、私が出勤した時ちょうど彼女も出勤してきました。私はその日の朝(だったと思います)私はニュースで1年前のノースリッジ地震について(たぶん復旧・復興に関する内容)を視たので、朝の挨拶の後にちょっとその話を出しました。「日本もカリフォルニアのように地震が多いから怖いよね」とか…そんな話です。すると彼女は笑いながら「東海地震はあるかもだけど、阪神地域は地震は無いから~」というような反応でした。私は「いや、日本中どこであっても不思議じゃないよ。阪神だって危ないかもしれないよ」と返しました。でも彼女に「阪神は昔から起こらないって話だし、だから無い無い~」と手を振りながら笑って流され、その話はそれで終わったのですが…。

そして…1月17日の早朝、その阪神地域で大地震が発生したのでした。。。
彼女は西宮出身。なので会社に仕事に来ても心穏やかでなく沈んでいるか、心ここにあらずのような雰囲気でした。無理もありません。阪神では大地震は起こらない、と信じ込んでいたのですから。数日前の私との会話を憶えている…とは思いませんが、憶えているにしても私はかける言葉もありません。どう話しかけたらいいものかと悩みました。暫く経って、身内と連絡が取れたようで安心していました。それでもショックは大きかったようです。

私はと言えば、あの日(地震の話題を出した日)…べつに言及する意図は無かったのですが、今思えばなんとなく…危惧していたような気もします。ずっと危険と言われている東海地域ではなく阪神地域も気を付けたほうがいい、という思いがあったから…。

阪神淡路の地震を事前に察知していたかどうかは、顕在意識には上っていませんでしたのでわかりません。ただ…私が口に出すとそうなってしまうようなことも何度か経験しているので、思っても口にしない…思ったら頭から追い払う、みたいなことは、日常というか時々しています。なんか…怖いですから。
でも何故か、私自身の願い(希望や欲求)は現実化しないんですよね。その理由は…わかっているつもりです。システム上無理…とかね。