次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

肉体からの離脱実験(1)

あの一連の過酷な体験がひとまず?終了して数週間(数か月だったかも)過ぎた頃、私はあの当時の体験内容について考えを巡らせていました。
そして『金縛り状態を作ること(状態になること)が出来れば、いつでも(望んだ時に)「外」に出られるのではないか?』と思うようになりました。問題は、自分の意思で金縛り状態に入るにはどうしたらよいか?です。
その時の結論は、「気功」を応用?することでした。

私は「気功」の知識が少しありました。私はカルチャーセンターで中国人の先生から習ったことがあるのですが、その時の知識がそれによるものなのか、それ以前に本などで知ったものなのかは…記憶が定かでないので…わかりません。

とりあえず、それを使ってやってみることにしました。
私が金縛りに遭うのは決まって夜。布団に入ってからなので、実験も寝る前にしました。
最初の数日はそもそも集中が出来ず途中で諦めてしまいました。考えすぎなのかもしれないと思いました。

その後、とにかく『意識をお腹(丹田)に集める』と念じながら、足のつま先から順に脱力して『感覚を丹田に回収する』ようなつもりで意識をゆっくり移動させました。すると、身体が鉛のように重くなって下に沈み込んで行く感じになりました。続けて両手・腕、胴体も同様に行いました。それから丹田に集めた意識を頭方向に移動することを試みました。

そのような練習?をして数日、何度目かの時、「それ」はやって来ました。
感覚意識を首辺りまで引き上げた時、突然、身体が硬直し、息が苦しくなりました。金縛り状態になったのです。
真っ暗で何も見えず何も聞こえない。いよいよ実験開始です。

・・・つづく・・・

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