次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

クンダリーニの上昇と深淵(終)

それからまた数日経ったある日、同様の金縛りが起き、私は頭頂部から出ました。
私は外側に出た時の身体の感触を再度確認してみました。当然、体は見えないのですが、苦しさとか…何か変化はないだろうか?ということです。結果、特に変わりはありませんでした。

間もなく前回と同じように『回転』が始まりました。でも私は、あの穴の向こうへは行けない、行かせてはもらえない、と漠然とわかっていたので戻ることにしました。「わかっていた」のはもしかしたら誤りで、単に思い込んでいただけなのかもしれませんが。

こうして私の「外側に出る」体験はひとまず終わりを迎えました。この後、暫く…というか十年以上、金縛りに遭うことも無くなりました。考えてみるに、この一連の出来事は、なんだか…私にそれを体験させるためで、私に気付かせて挑戦するよう仕向けたられたのではないかとまで思ってしまいます。勿論、真相はわかりません。
また別の種類の体験をすることはありましたが、それらはあくまでも自然にまかせていての体験です。私の場合は自然の成り行き任せが基本ですから。

では自然に任せてではない体験があるのか?となりますが、実は、あります。
似たような体験として、この拷問のような体験の期間が終了して暫く経ってからの実験があります。
私は『金縛りをきっかけに外側に出られるのなら、自ら金縛り状態を作ることが出来たら出られるのか?』という疑問が湧きました。そんなわけで試してみることにしたのです。
どのようにやったのか、結果はどうだったのかについては次回、記事にします。