次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

3.11震災‐4つの明晰夢(前編)

2011年1月1日。午前のこと。時刻は…あまり憶えていませんが、いつもたいてい寝坊するので…それもあるけれど寝たのが未明だったので…たぶん10時半ぐらいかと。テキトーですみません。

いつもスッキリ目覚めることはまず無い(生まれてこのかた片手指で数えられるほど。多くても両手指以内)私ですが、その日はパッと目覚めてすぐ起き上がりました。上半身を起こしたとき、眠気は一切ありませんでした。なぜなら?直前に見ていた夢があまりにも異常だったからです。
4つの夢を連続で見ていて、4つとも憶えていました。夢は全て明晰夢で妙にリアルでした。どの夢も人間は誰一人…登場しません。生物もです。声は…私のつぶやきのみ。それも、たったひと言。

以下、4つの夢の内容を書いて行きます。長いので2記事=前・後編に分けます。順番は合っていると思いますが、ひょっとしたら…3)と4)が入れ替わっているかもしれません。そこのところだけ、ちょっと自信がありません。


1)大きなビルがありました。私は少し遠目にそれを見ています。遠目と言っても…まぁ百メートルぐらい?で、私の目の高さは…たぶん…だいたいそのビルの4~5階あたりではないかと思います。空は曇り。全体にあまり色が無い感じ=灰色っぽいというかモノトーンっぽい感じです。横に細長い建物ではなく、わりとこじんまりとしていました。ビルのデザインは…例えば…駅近くの少し古風な?百貨店風でしょうか。マンションという感じではありません。窓ガラス?がわりと多かったように思います。屋上階付近は下の階とデザインが違うところがありました。そのビル以外、私には見えていませんでした。周囲に何も無かったわけではないと思いますが、その建物を注視していたのでわからない、というのが本当のところです。ただ、アスファルトの道路に囲まれていたのは憶えています。車等は見えていません。
ビルは壊れているふうには思えなかったのですが、全体に裏淋しいというか、活気が感じられませんでした。天気があまり良くないこともあって雰囲気が暗かったのかもしれません。

2)私は2階建てか3階…あるいは4階建てのコンクリート製マンション…アパート?のすぐ前に居ました。横長の=直方体のごく普通の建物で私はその建物の右端、手前の角に立っていいました。左奥に向かって少なくとも5部屋か部屋くらいありそうです。建物の壁はところどころ黒く薄汚れていてシミのようになっていました。
私が角から立って見上げていたのは一つの窓です。2階か3階の部屋の窓。窓にはガラスがありませんでした。というより、ガラスが嵌った「戸」自体が失われていました。2枚の「戸」が嵌っていただろう外枠は残っていましたが壊れているようでした。黒かこげ茶か…そういう色ですが、何色なのかははっきりしません。
壊れた窓から部屋の中の様子が一部見えていました。まず、その窓にはカーテンがあったのですが、端の方によって破れて…無残に垂れ下がっていました。窓の傍(左少し奥?)には…箪笥か何か…木製の背が高い家具があるようでした。色は…あまり憶えていないのですが、明るい茶系だったように思います。木目調のカラーボックスかもしれません。建物全体から感じられたのは、経年劣化の汚れや破損というよりも何かに破壊されたようでした。それも永く放置されていたのではなく、直前まで人が住んでいた印象でした。

・・・つづく・・・