次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

電灯が点かない、そして感覚が…!

20代後半から30代初めにかけてのどこかです。母屋に移っていたので。

当時の私は夜、布団の中で本を読んだりしていることが多かったです。そうでなければ、何か考えごとをしているとか、物語の空想をしたりとか、とにかく寝る前に少し自分なりにのんびり時間を過ごすのです。

そんなある夜のこと。そうした時間を終えて寝ようと思い、枕もとの蛍光スタンドを消しました。そして仰向けになって目を閉じてフゥーっと息を吐いた途端、軽い金縛りに襲われました。胸の上方=首元の辺りから瞬間的にギュッと絞められたような感じになり息が出来なくなりました。起き上がろうと(意識で)もがきました。電気(スタンド)を点けることを考えて手を伸ばそうと思いました。すると金縛りは去りました。

私は寝返りを打ってうつ伏せになり肘を立てて、それから右腕を伸ばして電気スタンドのスイッチに指を載せ、押しました。ところが。電気が点かないのです。グローランプ付きの蛍光灯スタンドですから、少しスイッチの押し時間がかかります。注意深くスイッチを押す時間を調整しますが、グローランプが点く気配もありませんでした。『接触が悪いか…それとも故障かな?』と思いました。その日は点かないまま就寝。翌朝、確かめてみましたが普通に点きました。。。


金縛りはともかく、いざと言う時にスタンドが点かないのでは困ります。なので、翌日の夜から電池式のランタンも枕元に置いて寝ることにしました。すると…。
就寝時にまた金縛りです。瞬間的に胸の方から首の付け根、そして喉にかけてギュッと絞められたような感じの苦痛も伴いました。息が出来ない苦しさと強い痛みに耐えて乗り切りました。金縛りが解けたので、電気をつけようとうつ伏せになりました。電気スタンドは…点きませんでした。ならばランタンをと、…何故か点きません。スライド式のスイッチですが、何度切り替えてもつかないのです。昼間に点くことを確かめておいたのに、です。

私は天井の蛍光灯を点けるべく、部屋の入口横の壁にあるスイッチに向かうことにしました。上半身を起こし、立ちあがってすぐ歩こうと片足を出したのですが…。
つま先が布団の上(床)に着いた感覚がした途端、沈み込むように布団の上に倒れてしまいました。自分では足が着いたはず…の距離感だったのですが。何が起きたのかと驚いてしまいました。再度立ち上がろうとするのですが、自分の足どころか脚(膝下)が何処にあるのかわかりませんでした。ただ、座っている感覚はありました。私はそのまま、両腕の助けを借りて進みました。なぜか体重はあまり感じませんでした。どうにか進んで壁までたどり着き、そして手を伸ばしてスイッチを押しました。
「カチッ」、音はすれど天井灯は点きませんでした。何度か試みるも…ダメでした。

私は諦めて布団に戻ることにしました。立ち上がっろうとしましたが、相変わらず感覚は殆どありません。わずかにつま先が着く感触がありましたが、それだけなのでただ立っていることさえ出来ないのです。痛いとか冷たいとか…そういった感覚・感触は全くありません。でも、体重は感じなくても重力は感じているらしく、上とか下の区別はつきました。仕方が無いので私は立ったつもりになりながら…というか、何度も転びながら、それこそ転がるように枕の位置まで戻り、どうにか布団に潜り込みました。そしてそのまま眠ってしまいました。

翌朝、普通に目覚めた私は感覚が戻っていること、自分がちゃんと立てること・歩けることを確認しました。それと、電気スタンドとランタンもチェックして異常がないことを確かめました。それでも、…昨晩のアレは絶対にオカシイと思ったのでした。どうなってるんだ?と。

この体験には更に続きがあります。次回、書きます。

 

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関連記事:部屋の蛍光灯(天井灯)が点かない!(2022/10/01)
  〃             電気スタンド点灯せず・異変再開 (2022/12/12)