次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

点く点かないの違いに気づいた

さて。
前回(前記事)からの続きです。
金縛り→脚の感覚を失う→灯が点かない、という異常体験をしたのですが、殆ど間(日にち)を置かずさらに続くことになりました。

蛍光灯スタンドも電池式ランタンも点かなくなるというのは、どうやら金縛りに関係しているのでは?と、なんとなく気づいた私は観察してみることにしました。自分の中での変化があるのかどうかを。
私は当時巷で流行っていた「スタジオ・ミニ・ライト」というネーミングの小型の照明器具を何日か前に注文して買っていました。(今で言うところの通販で、です。)
それを使ってみることにしました。最初に正常に点灯するかを確認したのは言うまでもありません。

余談ですが。「スタジオ(ミニ)ライト」のネーミングは文字通り小型で、テレビ局とか舞台で使われるスポットライトを当てるためのライトを模した形です。3本脚の床(テーブル)置きタイプで、一本の支柱の上にはソケットを覆うように黒い大きな筒状で隙間付きの囲いがあり、ライトの全面に当たる部分には4枚の折りたたむ蓋がありました。全高は30センチぐらいでしょうか。電気コードには回転式のスイッチがついていました。歯車のような薄い円盤が組み込まれた小さな箱状のものを握って親指で円盤淵を回転させてオンとオフを選択する方式です。


私が試みた観察の結果です。
そのスタジオ・ミニライトを枕元に置いて寝ました。
先の体験から2日後ぐらいにまた金縛りが来ました。苦痛に耐えて金縛りが解けるとすぐ行動しました。
うつ伏せになって肘を立て、右手でライトのスイッチを回しました。やはり、点きませんでした。何回か回転させましたが点きません。自分の中では普通の方法で当たり前のようにやっていて、特に何かがおかしいとは思いませんでした。そんなふうに思ってまたやっていると、突然、ライトが点きました。
その日は結局、何もわからずじまいでした。

その翌日うまい具合に?また金縛りです。苦痛も慣れっこで、平気になりました。そして解けると早速観察です。
同じような体勢でスイッチボックスを握り、小さな円盤に親指をかけます。ゆっくり回転させました。「カチッ」と音がしましたが、案の定、灯は点灯しませんでした。円盤を引き続き回転させて消灯位置にすると「カチッ」。それからもう一度点灯すべく回転させました。また「カチッ」っと音がしましたが点きません。また更に回転させ消灯位置で「カチッ」。逆方向に回転させてみて「カチッ」。何度か回しながら、その間中、私は耳を澄ませて音の違いが無いか聞きました。でも違うようには思えませんでした。

次に、スイッチの円盤を回す親指の先の感覚に集中してみました。極ゆっくり注意深く親指を動かします。全神経をその感触に向けました。すると…。
何度目かに点灯しましたが、点かなかった時と点いた時の感触が微妙に違うことに気づきました。本当にごく僅かなのですが、違うのです。言葉で表現するのが難しいのですが、点いたときはより明確にスイッチを感じたのです。物質としての確かな手ごたえと言いますか。一方、点かない時は、たしかにスイッチを個体の物として感じているのですが、形も動きもそのまま認識しているのですが、なんというか…線…枠?が細いというか薄いというか…。スイッチにぴったり接して力を加えている指との間に距離のような『何か』があるのを感覚的に捉えることが出来たのでした。それは本当に強く集中していなければ見過ごしてしまうような微妙な違いです。
その『何か』については、だいぶ後になって理解することになるのですが、この時点では…ここまででした。

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