次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

邂逅!ツインソウル‐跳躍

私は部屋らしき空間の中で立っていました。と言っても自分で『立っている』と思っているだけで、本当のところはわかりません。自分の姿は見えなかったので。感覚としては直立している感じでした。
その部屋らしき空間の広さはわかりません。けっこう狭いのでは?と思いました。4畳とか…。6畳は無いような。。。
周囲は薄暗いのですが、見えないわけではありませんでした。部屋の内部全体がぼんやりと薄明りに照らされているような感じでしたが照明はありませんでしたし窓も見えません。私の後方はどうなっているのかわかりませんでしたが、左右には境界のような壁があるのではないかと感じました。うっすらとしか見えないのでよくわかりません。

目の前(正面)に無地の壁が見えていて、造りつけの棚がありました。それは床から1メートル余りの位置にあって、幅が70~80センチくらい、奥行きが12センチあるかないかほどでした。本棚のように枠があったようにも思いますが、それはあまり憶えていません。

その小さな棚の端に、艶消し無地の黒っぽい円柱形の物が置かれていました。金属かセラミックか…そんなふうな素材に見えました。底面の直径は8センチほど、高さは20センチぐらいでした。
私は何の気なしに腕を伸ばし、その筒状部分を握りました。それは硬く、私には明らかに「固体」という認識でした。私はそれを自分の胸元辺りに近づけました。しっかり見たかったのかもしれません。
その時でした。私の視界は真っ暗になり、身体全体が…と言うより「私」という存在(意識?)が、グイっと引っ張られるような感じがしました。あまりに急でびっくりして、何も考えられませんでした。

それは一瞬の出来事のように感じました。気付くと私は白い光の空間に飛び込む瞬間でした。何か…境界を越えた(通り抜けた?)ような感じで周囲が一瞬で明るくなりました。光に包まれて周りは何も見えませんでした。

・・・つづく・・・