次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

邂逅!ツインソウル‐対面

依然として私は光の空間の中でした。彼が私の前方(正面)に行ったように感じました。そしていきなり私の視野に男性が現れました。たぶん、声の主です。30代…ぐらいに見えましたが、若く見えるだけかもしれませんし…よくわかりません。上半身しか見えませんでした。
顔は卵型でちょっと面長。7-3ぐらい?に分けた清潔感のある茶(栗)色の短髪でした。少し赤みがさした白人系?の肌に輪郭のはっきりした目。瞳は濃い茶色でした。体育会系ではない爽やか系の整った顔立ちです。美形ではないですが、そこそこイケメン…でしょうか。

服装は少し艶のあるような銀白色のすっきりしたセーターのような形。見たところ、編んだものではなく無地ですべすべしたような感じを受けました。若干厚みがありそうにも見えました。襟は無く、…というか、身ごろと同じ生地で幅2センチぐらい、首回りが立ち襟のようになっていました。そして特徴的なのは、前身ごろにスパンコールのように飾りがつけられていたこと。それは向かって右側(彼からすると左身ごろ)の肩からみぞおちにかけてたくさん散りばめられて、柄としては全体が三日月を半分にしたような形になっていました。流れるように緩やかな弧を描きながら幅が狭くなり身ごろ中央に達しています。さながらスパンコールのような飾りは濃い黄色…もしくはオレンジ色の十字型の物でした。1つが1cm角前後で材質は樹脂かクリスタルかわかりませんが透明で立体でした。キラキラと輝いて見えました。
また、前身ごろには大きな(5センチぐらいはありそう)明るい緑(濃い目の若草色)の同様・同材質の十字飾りが2つ、それぞれ銀色のボールチェーン(長さが2センチあまり)でつけられていました。それらも揺れてキラキラと…美しかったです。私は一瞬『3つ?』と思って2度見しましたが、2つでした。

私は彼の顔に視線を戻しました。彼は優しい笑みを浮かべていました。私は何を思ったか、彼の胸に揺れている緑の飾りを見ながら「それ、いいわね(素敵ね)」って言ってました。彼は更に相好を崩してニッコリ微笑み、そして…フッと消えました。

・・・つづく・・・