次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

邂逅!ツインソウル‐交流

突然、朗々と読んでいるような声が止まりました。次の瞬間、私の両耳(の位置)に背後から手が当てられる感触がありました。それらはまるで私の頭からヘッドフォンを外すような動きをしました。両耳を覆っていたヘッドフォンのようなものが外された感じがありました。背後に誰かの…気配がありました。
そして落ち着いた穏やかな優しい声が聞こえてきました。声は男性。年齢は…たぶん…わりと若い。。。
その声が言いました。「呼び寄せたんだ…」

私は思いました。『呼び寄せた…? いや、私は呼んでないけど』
私は頭の中で目まぐるしく考えを巡らせます。『ん? じゃなくて、(彼が)私を呼び寄せた?』『えっと…どっち?…っていうか…誰?』
そんなことを考えていると、また彼の声が聞こえました。「〇〇の音楽っていいよね(?)」
彼は私に質問しているのかもしれませんが、それは念押しのようにも聞こえました。
私は『〇〇』が聞こえなかったので訊ねました。「何の音楽?」と。すると彼はまた「〇〇」の音楽」と言うのです。〇〇の部分は確かに何かの言葉を言っているようなのですが、私にはなにやら「(ゴニョゴニョ)」としか聞こえないのです。『だから、その〇〇がわからないんだけどな…』と思う私。。。
私はもう一度質問しました「何の音楽が…いいの?」。すると彼はまた「〇〇の」と。埒が明きません。

何故か私は『わからないけど、あまりしつこく訊いてもいけないな』と思ったのでした。そして同意を求めているようでもあるから、というか、私も知っている音楽ってことだからと自分に問うてみました。考えられるのは2つ。若い頃に好きだったカーペンターズ。それと、現在…ここ10年以上奏でている民族楽器。そのどちらかだろう、と。どちらかと言えば、今現在私にとって重要なのは民族楽器の方。とすれば、それの音楽かな、と。

私はそれだと勝手に解釈して「うん、いいよね!」と答えたのでした。私の答えに対しての返答はありませんでした。かわりに…彼は背後から私の右側斜め前に移動したようでした。そして、体育座りをしている?私の足首を優しく握って伸ばしました。姿は全く見えません。ただ、過去に感じ取ったことのある感触(グミのようにムニュッとしたもの=エーテル体?)がありました。なので、彼が傍に居ると確信出来ました。ちなみに、この時の私は彼が誰なのかはわからないままです。

私は一瞬、体(私のエーテル体?)を強張らせました。私は自分で言うのもなんですが、繊細かつ敏感で「触れられること」に慣れていないので緊張したのです。たとえ相手が身内=家族でも(私は)同じ反応になります。触れることでいろいろ(感情など)…感じ取れたりするからです。私にとっては正直、あまり気持ちのいいものではないのです。なので、恐怖は無かったのですが、なんとなく癖で身構えた…みたいな感じです。それでもすぐに思いました。『私はこんなに大切に扱われたことはこれまでに一度も無かったし、嫌な雰囲気も感じられない。こんなふうに警戒というか避けるのは…(彼に)失礼だよね。。。』

私は緊張を緩め、出来るだけ穏やかにふるまいました。彼からの言葉は何も聞こえて来ませんでしたし、触れた感触も消えました。なんというか、凄く癒された気がしました。きっと先ほどの「〇〇」の解釈も、間違っていないのだろうと思いました。勝手に、ですが。

・・・つづく・・・