次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

白昼夢

1983年4月27日午前。私は会社の事務所に居ました。自分の机の前に座り、仕事をしていたのですが、何故か眠くなりペンを持ったまま目を閉じて少し俯き加減にボーっとしていました。
すると目の前に東北地方の地図?が現れました。地図と言うと語弊があるのですが、鮮やかな濃い水色(海部分)の中に、これまた鮮やかな濃い黄緑がかった緑色の東北地方(陸地)が配置されているベタなものです。山や川などの起伏、県境線や文字、地図記号などは一切ありません。よく地図帳とかの冒頭にある全体図みたいな感じのヤツです。

その東北地方の岩手県から青森県にかけての右側(東)部分…内陸に小さく、白い不定形の色が現れました。それは周囲が少しぼやけていました。
他には何も変化がありません。私はしばらくその白い塊を見つめていました。何故そこだけ白いのかわかりませんでした。何だろう、と考え始めたところで目が覚めました。
隣の席の同僚に「私、寝てたと思う?」と聞いてみたら、全然気づかなかったそうです。なので、見たことを伝えました。ちなみに、同僚の彼女は私の理解者です。彼女によれば、私がペンを持って固まってた時間はとても短く、『何かちょっと考えてたのかな?』ぐらいにしか思わなかったそうです。

その日の仕事を終え帰宅した私は、テレビのニュースにクギ付けになりました。それは岩手県久慈市の山林火災に端を発した大きな火事についての報道でした。
昼間、私が夢?の中で見ていた東北地図の白い部分。そこは紛れもなく岩手県久慈市の位置でした。
私が大規模火災を予知していたのか、それとも遠隔で見ていたのか、どちらなのかはわかりません。
でも、そのどちらにせよ、私はその情報を受け取っていたようです。