次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

ありえない箱根駅伝のニュース

今日は恒例の箱根駅伝。往路でしたね。それで思い出したので書くことにします。

今から10年前=2013年の正月に起きた不思議な出来事です。
毎年、大学対抗の箱根駅伝がありますね。私はファンではないですが、正月はたいてい在宅で暇です(まぁだから、のんびり過ごすのですけれど)。テレビの正月娯楽番組はマンネリでつまらないということで、駅伝中継を視ることが多いです。と言っても、途中からのことが多いですけど。しかも休み休みしながら。

2013年もいつも通りの正月を迎えました。家事が終わって気持ち的にもゆっくりできる静かな深夜、半ば習慣になっているPCでのネット閲覧をしていました。特に何かを検索するというよりは、ニュースを見て、それから気が向けばネットサーフィンです。
いつものようにYAHOO(ヤフー)ニュースのトップページを見た時、数項目の見出しの中の一つに目が留まりました。そこには「箱根駅伝日体大 26年ぶりの往路優勝」の文字がありました。
『へぇー、それは嬉しいだろうなぁ。でも、…ってことは、まだ復路があるんだよね。どうなるかな。』と思ったのでした。その時は項目をクリックしませんでした。なので、記事は読んでいません。

さて、翌日になりました。私は昨晩のネットニュースのことはすっかり忘れていました。ちょっとした片付け物をしたり食事をしたり、まったりと過ごしていました。そしてふと…思い出したのでした。
『そういえば…駅伝、どうなってるかな?』テレビを点けました。
映し出された画面、そこには走っている選手が映っていました。『山を登ってる…? えっ!?、下りじゃない…の? それとも、たまたまここは…下りなのかな…。』しばらく視ていたのですが、中継アナウンサーの声が入った途端、『どういいうこと!?』と驚きました。アナウンサーは「山登り」と言ったのです。

私は混乱しました。なぜなら昨晩見たニュースの見出しは往路優勝が決まったというものでしたから。
往路は…現在、まさに今、競技が行われていたのです。
私はテレビ画面の隅に目をやりました。そこには…「5区」とありました。箱根駅伝の5区は…山登りです。そしてそれは往路!『…ということは、今日は2日?』
私は日にちなど気にしていませんでしたので、改めて時計やPCで確認をしました。結果は勿論2日で、だから往路で間違いないわけで…。ということは復路は今日ではなく明日です。

『どうして…ってか、どうなってるの。。。』狐につままれたようなとは、まさにこんな気分なのでしょう。私の頭の中は大混乱です、ありえない!と。暫く見ていると、日体大がトップになりました。そしてそのままゴール。アナウンサーの声が日体大の26年ぶりの往路優勝を伝えていました。『同じだ!昨日のYahooニュースと。26年ぶり、というのも』。

つまり、昨晩のネット・ニュースは…今日のレースの結果どおり、ということです。
まさか予想でニュース見出しを断定的に書くとは思えません。では、私が昨晩見たPCの画面は……?