次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

「嫌な夢」に対する心情変化

今朝方、私は夢を見ていて…その途中で目が覚めました。後味の悪い夢でしたが、そうした夢の内容に対しての向き合い方…心情が以前とは変化したことに気づきました。

夢というのは、何らかの重要な霊的接触でもないかぎり、たいていストーリーにどこか辻褄が合わないところがあるものです。夢を見ている中では それほどおかしいとも感じていないのですが、夢から覚めると『それって変だよね』みたいに思うんですね。でもそういうことは置いといても、なんていうか、夢の中での出来事に対する感情というのは真っ当で、面白かったり怖かったり嬉しかったり悲しかったりなど、自分の心の正直な反応なんだと思います。

今朝の夢は「悪夢」というほどのものではなく、言ってみれば嫌な夢。嫌悪感を抱かないまでも、なんとも腹立たしい感情が湧くようなストーリーでした。
以前の私なら、目覚めてすぐ『なんか嫌な感じの夢だったなぁ』とか『もう腹立つワ。何でこんな夢を見るのかなぁ』と夢の意味を考えてみたりはするものの、怒りにも似た感情が湧くのでした。でもまもなく『変な夢だし嫌だからもう忘れよう!』と流すことにしていました。

ところが、今朝の寝覚めの感情は違いました。いつもなら、これまでと同じような怒りと嫌な感情が起こって流すところなのに、今回は『嫌な感じだったんだけど、特にあの人たち(登場人物)は強欲で意地悪で腹立たしいけど、まぁなんと哀しい(悲しい、ではなく哀れ)人たちなんだろう』と怒りを通り越して?呆れと哀れみの感情でした。

実は、このような感情は、ここ数年、私が暮らしの中で日常的に抱く感情で、特に珍しいことではありません。まぁ若い頃は真逆で、もっと怒り狂ってましたけどね。沸騰したというか。
単に私が人生経験を積んで穏やかな反応になったとも言えますが、それでも実生活(現実)の中のことだけではなく夢の中のことに対してでも、感情に変化が起きたということは、ある意味区切りというか、また新しい段階に入ったということなのかもしれません。
…と、思ってみたり。。。

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追記:この記事に登場する『夢の中の腹立たしい人々→哀れな人々』は、私の身内・親戚の人達です。