次元交差:人間以上、人間未満

間借り状態のままに地上世界を生きる、はみ出し人間の霊的旅路や思い

地震波は、来て…そして…行った。

ちょうど1週間前、東北地方でやや強い地震がありました。私のアパートもズガーン!と『ひと揺れ』ありました。その時は早朝で、直前に目が覚めて変だなと思っていたら、地鳴りがして「来る!」の感じの後に揺れて、それで終わりでした。

そして今朝、東北地方がまた揺れました。先週と同じく、太平洋側の海が震源でしたが、場所は先週の場所からわりと近いけれど、全然違う場所。揺れはやはり『ひと揺れ』でしたが、先週より小さめでした。
実は少々寝坊して…目覚めてはいたものの、まだ起き上がっていませんでした。直前には何か変だなという感じがしただけでした。ただ、来そうだ、と思った瞬間にズーン!。けれどもその揺れの直後、ちょっと面白い感覚を味わいました。

揺れていた時間はとても短くて、なのですぐ治まったわけですが、それは揺れではない…なんていうか、地震の波みたいなのがゴドゴド(音ではない)と遠ざかってい行くのです。地中深くを波打ちながら方向性を持って遠ざかって行くのです。私が居た下を通りすぎて…。その間、実際には揺れを感じていません。外からの音を耳で聞いているのでもありません。身体全体で感じ取っているような…。体の中深くで波のような揺れ(振幅)が地中を進んで行くのを聞いている?
そして…やがてそれも消えて静かになりました。

これまで地震が起こる前に『近づいて来る』のがわかったことは何度もあります。けれど『遠ざかって行く』様子は初めての体験でした。本当に地震の波は伝わって(進んで)行くのですね。
実のところ、この伝わる=移動するのを感覚でキャッチする体験は、私が東北に来てからです。以前、富士の国に住んでいた頃は、『来る!』という感覚があっても、実際に地中を伝わって来る様子までは拾ったことがありませんでした。勿論、通り過ぎて行くのも。

思うに、感覚が鋭敏になったこともあるかもしれませんが、たぶん、地盤(地質)の違いによるものではないかと。というのは、現在地の海抜は、富士の国の時よりも5メートルほど低いだけですが、地形が高台と盆地に似た場所の違い、地質が岩盤と砂礫の違い…というふうに全く異なる様相です。そのため、揺れ方も…全然違います。富士の国の時よりもいくぶん…揺れが抑えらえているというか。ここの地中は岩盤だから振動の波が砂礫よりもストレートに伝わって来る=キャッチしやすいのでしょうね。